Yellow Submarine Interview


	ビートルズ・メンバーのコメント 9月13日発売の「イエローサブマリン・ソングトラックについて、ポール。ジョージ、リンゴからのコメントが入りました。「Hey Bulldog」についてのポールのコメントもあります。

ポール

　新しく生まれ変わった音は素晴しいよ。音楽がすごくフレッシュになった。イエローサブマリンのアニメが出来た当時はサラウンドサウンドなんてものはなかったから、音がずっとフラットだった。最新テクニックを利用して出来上がった今回の音は素晴しい。「エリナー・リグビー」なんて、弦楽四重奏の中にいるみたいだったよ。

■Hey Bulldogについて
　「Hey Bulldog」は本当にクールだよ。僕はジョンの独特なソングライティング・スタイルが好きなんだ。すごくシュールだよね。特に「Hey Bulldog」の歌詞は本当にシュールだよ。
　ジョンに合わせてハモッていたらジョンが犬について歌い始めた。そこで、僕が犬のつもりになって吠え始めたんだ。ジョンが「もっとやってくれよ」って言うから吠え続けた。今回この曲を改めて聴いて、あの時のセッションの様子がよみがえってきたんだ。
　すごく自由で、オープンなスピリット、僕は「Hey Bulldog」のあのアーティスティックな空気が大好きだ。それに、リフがすごくクールだよね。あのリフが出来た時のことは今でも覚えているよ。歌詞もいいしね。ジョンのボーカルも僕の「犬の吠え声」も素晴しいだろう?
　

ジョージ

　「エリナー・リグビー」のチェロの音にはびっくりしたよ。チェロは1台なんだけど、そうは思えない驚きの音だった。まさに弦楽四重奏だったよ。もともとの録音がとてもよかったせいもあるけどね。EMIは本当にエンジニアを育てるのがうまいね。本来少ししかない音をあんなにも立体的な音に仕上げることが出来るんだから。テクニックを駆使しただけで、すごく厚みのある音になってる。僕達は映画を見ながらサラウンドサウンドで新しいミックスを聴いたんだけど、全然違う印象になってたよ。
　

リンゴ

　新しくなった音をとても気に入っているよ。ポールと一緒にアビーロードで聴いたんだけど、すごくエキサイティングだった。「そんなことやったんだっけ?」「その音は誰?」「これは?」っていう感じで聴いたんだ。音がすごくクリアになったから、全ての音をもう一度聴き直すことができたんだよ。長い間葬られていた音を聴くことができた。僕はこのリミックスをとてもいいと思うよ。
　

■「Hey Bulldog」ビデオになって10月に発売!

　「Hey Bulldog」のシングルカットの予定はありません。そのかわりアップルとEMIの協議の結果、「Yellow Submarine UKバージョン」とは別にこの曲がビデオでリリースされることになりました。
　このビデオはアビーロードで発見されたスタジオ・レコーディングの映像と、新しいリミックスの音で構成され、今年の秋(10月頃)にリリースされる予定です。
　

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