Yellow Submarine リバプール・イエローサブマリン・フェスティバル・リポート

 8月30日、リバプールで映画イエローサブマリンのリマスター化とリミックスCD化を記念したフェスティバルが開催されました。その様子を現地から直に届いたリポートをもとにお伝えしましょう。


 
■開会式

 8月30日、朝からリバプール市長の記者会見が開かれ、世界34カ国のマスメディア約150名が集まる中、開会宣言が行われました。
 その内容は 
●今回のフェスティバルの重要性・意味。
●アメリカで発行される33セントの切手についてのインフォメーション。
 この切手はアメリカで発行されている「Celebrate The Century」というシリーズの一貫で、今世紀の歴史的な出来事を振り返ろうというもの。イエローサブマリンが表面に描かれたデザインで、それを大きく拡大したものが記者会見で披露されました。
 

■リバプール市議会議長のマイク・ストーリー氏のコメント
「30年前にビートルズはイエローサブマリンを通して全世界に愛と平和のメッセージを伝えました。そして今、20世紀の最後の夏 (注: 実際には来年が20世紀最後の夏です/Tuck) に、リバプールはそのポジティブなメッセージを改めて発信する力になるのです。」

■イエローサブマリン・ユーロスター
その他、来週にはイギリスとフランスを結びドーバー海峡の海底トンネルを走るユーロスターが、イエローサブマリンの塗装を施されて運行されることも発表されました。
 

フェスティバル

フェスティバルはキャッスル・ストリートで正午から開かれた「イエローサブマリン・イベント」でスタート。まだ正確な数字は入っていませんが、小さなリバプールの街に10万人以上の人があふれ返りました。街中に6つのステージがあり、メインステージでは世界中から集まった180ものバンドがビートルズナンバーを演奏。

 フェスティバルの中で「ラジオ・シティー25周年イベント」も開催され、Gary Barlow、Westlife、China Crisis、Big Country、Dina Carrollなどなど20アーティスト以上が演奏を披露。その模様はラジオで生中継されました。

 噂されたビートルズメンバーの登場はやはりなし。残念ながら3人のうちの誰も顔を出すことはありませんでした。
 

ライブハウス

 リバプール市内にある50以上のパブ、ライブハウスなどで世界中の様々なビートルズコピーバンドが演奏。通りを歩いているだけでも色々なバンドの演奏が見られました。この状態が延々と夜まで続き、街は人、人、人でああふれ返っていました。
 
■ワールドプレミア試写会

 夜になってリバプール・ハーモニック・ホールで「イエローサブマリンUKバージョン・ワールドプレミア試写会」が開催されました。この試写会のチケットは即ソールドアウトになる人気で、ホールの外には中に入れない人達があふれ返っていました。
 ここにポールが来る、という噂が最後まであったんですが、結局顔を見せず。しかしジョージ・マーティン夫妻、アップル社長、MGM社副社長などのそうそうたる面々が顔を揃えていました。
 
■プレミア・グッズ

 イエローサブマリンをプリントしたキャップが無料で配布されていて、世界中からやって来た人達がこのキャップをかぶった姿でリバプールの街を歩く。街中イエローサブマリンだらけになっていました。
 このキャップはこの日だけ配布されるもので、レア度は非常に大です。近いうちに日本にも入ってくると思われますが、いくらになることやら。
 
■夜を徹してのパーティー
 
 試写会のあとも夜通しリバプール市内のホテルでバンド演奏を中心にしたパーティーが開かれ、リバプールは丸一日フェスティバルの雰囲気に包まれていました。規模としてはリバプール市始まって以来というフェスティバルになりました。
 

 

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